元 連合会長日記

2015年春から自治会連合会の会長をしていましたが、7年で辞めました。。

「連合会でやってくれ」

 表題のセリフは、過去何度も聞いている。言った人は町内会長だ。あるプロジェクトをお願いしたとき、このように言われるのである。

 ちょっと待って欲しい。自治会連合会は誰によって組織されているのだろう。自治会長(町内会長)11名によって作られた連絡会である。(最近は副会長でも良いことになっている。)それ以外誰もいない。

 すなわち、連合会でやってくれということは、自分に「やれ」と言っているのと同じなのである。連合会には直属の実働部隊はいないのである。

 

 だからバス停の建設には、自治会長あるいはその代理の人に出て戴いて交通整理をしてもらった

 最近、「連合会とは」という話題で連続して書いているのは、このあたりのことが全くわかっていない人が非常に多いという感じがするからだ。連合会は単なる連絡組織で、たまたま連合会長である筆者が市との交渉の窓口になることが多いというわけである。何の権限も無いが、これも「ある」と思っている人が多い。市役所の中の大半の人はそう思っているのではないだろうか。

 確かに、単位の自治会で信任を得た自治会長からなる連合会で、さらに信任を得ているわけであるが、特別な権能があるわけではない。どうでも良いこと(と言っては叱られるかもしれないが、先回の道路、水道の修理のときのハンコ押しなど)に使われるだけである。

 近々、都市計画路線の見直しの件と、防災組織についての話をする会議を持つが、これも実行者は単位の自治会である。連合会はそれを市役所に持っていくだけの組織であるが、表題のセリフを口走る人とよく遭遇する。そろそろ分かって欲しいものだ。