朝9時半に加藤課長から電話があった。
「100円市内バスの運転手から、『5丁目と6丁目のバス停の横の街路樹の枝が出過ぎてバス停に寄れない』と言われた」という。
今日はまだ4月で、剪定の契約は5月からだが引き受けて、道具をリヤカーに積んで出た。目的地までは 300 mほどだ。電話によれば、バス停2箇所、上り下りで〆て4箇所という話だったが、行ってみると1箇所しか問題になるところはない。
これを業者に頼むと4箇所分の請求書が来て、ホイホイと払ってしまうに違いない。見に来ないということが分かっているので、ウソはつき放題だろう。
発電機のエンジンを廻して、電動のレシプロ・ソウ(前後に往復動するいわゆる手鋸と同じ機能を持つ道具)をつないで切った。刃を当てて15秒待てば、直径 70 mm程度の枝も簡単に落とせる。バスの高さに合わせて数か所切り落とした。
落とした枝はまとめて積み上げ、取りに来て貰う。都合よくバスが来たので、高さを確認した。
帰り道、街路灯の光を邪魔する枝が出ているところを切った。簡単な作業である。市役所に報告して、回収依頼した。
こういう仕事は地元民がやるに限る。費用の大幅な節約が出来る。ただし、それに必要な道具は揃えてもらう必要があるし、それを置く倉庫も要る。今年はその準備をすることになる。
今使っている発電機とリヤカーは防災倉庫から借りている。こういうものは、普段から使っていないと、いざという時にエンジンが掛からなかったりする。エンジンオイルを替えて、整備は万端である。ただ、出力が小さく、これでは携帯電話の充電用にしかならない。
非常用照明は市が買い揃えたらしいが、白熱電球で700 Wも必要だ。発電機の出力は500 Wであるから足らない。今年は照明を買い替えてLEDにしたい。100 Wくらいのものでも、今までの白熱電灯より遥かに明るい。発電機も強力な物(丸鋸が使える1500 Wくらいのもの)が欲しい。