拙宅の近くに通称”デザイン公園”という比較的大きな公園がある。そこには1990年に大阪であった「花博」で使われたモニュメントがあった。当時の市長が貰い受けて来たらしい。銘板には松下幸之助氏から寄贈されたと書いてある。評判は半々で何とも言えない。
それが秋の台風で片方がネジ切れた。他方は生き残ったが、壊れた方を見れば、中身が推測できる。多分鉄骨がかなり腐食している。すぐに撤去されるのかと思ったが、もう3箇月ほども放置してある。
先日の新聞に再建計画が載った。市当局は再建を決め、市議会に千数百万円の予算案を提示したらしい。そこには市民からの要望があったと書いてある。それを知って自治会員から多数の問い合わせを受けた。全員が再建反対である。こんな金があったら、学校関係に使えと言って来た人が多い。公園内にある作業員休憩所を集会所として使うことになっているが、20人しか入れないところでは自治会の集会もできない。増改築してせめて自治会の総会（50名ほどが出席）できるようにしてくれという意見も来た。
各自治会長に問い合わせると強い反対意見が何通か来た。
「今時、モニュメントなどの撤去の動きがあちこちである時代に、多額の金を掛けて再建なんて…」とか「記憶に留めれば十分」などの意見があった。お一人だけは、「自治会から意見は言えない。」というのもあった。ともかく再建賛成意見はない。
市に問い合わせると、公園名が「〇が丘デザイン公園ですから、モニュメントがないのはおかしい。壊れたものは直すのが筋です。」などと言う。市民からの要望は何人あったかと聞くと、一人らしい。怪しい。市長の息が掛かった人間かもしれない。ともかく一人の要望を、新聞に載せるように発言したのは作為的である。
デザインという言葉にこだわるなら、この際、市議会で公園名を変えれば良いことである。そうすればモニュメントなど要らない。
1月16日が市議会で最終決定する日なので、それまでに議員に接触せねばならない。すでに何人かからは反対の意向を聞いた。うまく行けば、阻止できるだろう。
