ようやく撤去
しばらく前に台風で半分壊れたモニュメントの撤去工事が始まった。鉄骨が細く、よく今までこれで持って来たな、という感じがする。
もとはと言えばこれは大阪であった花博の飾りであった。それを誰かが貰ってきて据え付けたのだ。あれからもう30年経つ。筆者の友人の奥さんが、そのコンパニオンをしていた。彼は神戸の地震で亡くなり、奥さんは未亡人になった。
さて、元々は仮設に近いものであるから、恒久的なものでないことは明白だ。
撤去工事が年末にあると、自治会を通じて回覧があり、公園内のあちこちに工事予告の看板が設置された。平日の昼間であるから、人は少なく、邪魔にもならない。撤去はあっという間に終わり、地面から出ている鉄骨を、掘り下げて切り取るのに手間取ったが、2日で終わった。
銘版はそのままだ。どうするつもりだろう。この城址状の土台は残ってしまった。町内でアイデアを出し合えば活用法が見つかるだろうか。