元 連合会長日記

2015年春から自治会連合会の会長をしていましたが、7年で辞めました。。

街路樹を伐採すると市が言い始めた

 当市は金がないらしい。駅を跨ぐ歩道橋を国の補助を基に作る予定だったのが、国が補助する範囲を超えて大規模なものを作ることになり、補助ももらえなくなった。それならやめればよいのに、10何億円も使うことになったという。


 突然、当地区の連合会長7人が招集された。市は街路樹を切りたいと言う。理由は、市全体の2割程度のこの地区における街路樹保守費用が、市全体の6割以上を占めているからだと言う。

 その場には怪しいコンサルが二人来ていて、ぺらぺらと喋りまくる。写真を二枚見せて、全部切った場合、半分切った場合の比較をする。
 こいつらはオウム真理教の廻し者ではないかと思った。ポアするか、世界が破滅するか、を選択させた。ポアすることにして、何人か死刑になってしまった。選択肢が二つしかないと思わせるのは、最も単純な洗脳の手段である。現実にそれに引っ掛かって、じゃ半分切りましょうと言った連合会長もいたから、無視できない方法だ。選択肢は無数にあるのだが、そこに気付かない人もいるからだ。

 こんなことにひっかかってはいけない。そもそもこの地区はニュータウンとして、旧市街地とは全く異なるコンセプトで作られた。分譲時のパンフレットには、「緑豊かな市街地」と謳ってある。固定資産税も旧市街の2倍以上である。即ち、街路樹の植樹費用は既に分譲価格に含まれ、保守費用は税金として払っている。それを一方的に切るとは、詐欺同然だ。

 これを言うと、彼らは急にトーンダウンした。その後何も言って来なくなったので諦めたかと思ったら、またも一部切らせてくれ、と言って来た。上から切れと言われているので、仕事をしたふりをしなければならないのだろう。中間管理職も辛いね。

 要は市としての支出を減らさねばならないのだから、方策はいくらでもある。幸い、街路樹などの専門家の大学の先生もいるので、落としどころを探っている。全てを市の雇った業者に任せるから金が掛かる。素人でもできる仕事もある。
 それこそ、自治会の出番である。

 さて、明日は市役所に行って話をしてこよう。