元 連合会長日記

2015年春から自治会連合会の会長をしていましたが、7年で辞めました。。

都市計画路線の見直し

f:id:rengoukaichou:20210908083618j:plain

未成部分が建設可能なのか、が全く不明であった

 新型コロナウィルス禍で、ほとんどの行事、会議が中止になり、このブログにも何も書くことがない。その中で唐突に、ある問題が浮上してきた。

 

 当地区を南北に貫通する都市計画路線がある。その南側は県道につながることになっているが、高低差は 15 m以上もあり、県道へどのような方法でつなぐのか見当も付かない状態で、30年ほどが経過した。この道路が開通すると便利になるのか、それとも通過交通が増えて迷惑する人が増えるのか、がわからないまま放置されたのだ。

 突然、新聞発表があった。北の方にある高速道のパーキング・エリアにスマートインターチェンジを設置すると市が発表したのだ。とは言っても、そのあたりには細い道しかなく、市の考えている工業団地への大型トレーラーが通れる道などありはしない。高速道を跨ぐ橋が必要だし、大型車対応の高規格道路を建設せねばならない。お金もかかるだろう。資金不足で、とりあえず既存の道(未成の都市計画路線を)含む道につなげられたら、住民は困るだろう。

 市役所の都市整備部に行ってみた。すると、そこの課長氏は、この都市計画路線を廃止したいと言う。

「過去に決定された都市計画路線の見直しをしているところです。計画が進まぬまま頓挫しているものは、やはり必要性がないということなのです。お申し越しの路線は、市としては完成させることは無理だろうと思っています。高低差もありますし、道路幅の問題もあります。来年度までに、計画中止案を出したいと思っているところですが、この際、地元から計画中止の要望が出れば、それが一番早いし、私達も助かります。」

 これには驚いた。スマート・インターチェンジができれば太い道が必要になる。それは全く別の道になるということであった。身構えて行ったのだが、肩透かしを食わされたように感じるほどであった。

 これから、地元の各自治会に要望書を書いてもらい、それをもとに市長に対する請願書を作って提出したい。

 

 半年がかりのプロジェクトのつもりで、専門家を呼び、勉強会、討論会の予定をしていたが、その必要がなくなった。ありがたいことではある。

 

結果報告

自治会連合会で賛否を調べたところ、反対者が多いのは未成部分に近い自治会だけであった。すなわち、計画は存続することになったが、市役所はまずできそうもないと考えているようだ。