元 連合会長日記

2015年春から自治会連合会の会長をしていましたが、7年で辞めました。。

久しぶりの投稿

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赤い棒を立てた

 コンピュータの更新に伴って、起こった様々の不調で写真を載せることが出来なかったがようやく復調した。

 この半年近くは役所、警察との交渉が多かった。町内を通る歩道付きの道路を高速で走る車が多く、苦情がたくさん出ていた。公団の分譲時の計画ではこの道は制限速度が明示されておらず、事実上60 km/時である。窮余の策として、15年ほど前、中心線を消したらしい。すると50 km/時となるらしいが、その法的根拠を探し出せていない。

 近くに小学校もあるので、速度制限を掛けてほしいが、警察は動きにくいらしい。公団が設計したものを変更するには、それなりの理由が必要なのだそうだ。

「人柱が必要なのですか?」と聞くと、実に困った顔をした。すぐ電話があり、

『市役所と協議して、赤いポールを立てることを提案します。」と言う。道路の脇にある白い線は路側帯であり、その外側は道路ではなく、走ってはいけない部分だと言う。だから、その路側帯の線上に赤い柔らかなポールを立てるのは違法でもなんでも無い。」と言う。

 早速判例集を調べてみると、警察の言っていることはウソではない。市役所もやるべきだと言う。このポールがあると、びっくりして速度が下がる。横断歩道の手前は極めて効果的であるとのことだ。

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横断歩道の直前の赤いポール

 問題は近隣住民である。突然赤い棒が生えていれば驚くだろう。その周知をせねばならず、市役所には1月の猶予を求め、回覧を廻し、直近のお宅には直接行って事情説明をした。すんなり受け容れてくれる人もいるが、随分ご立腹の人もいる。連合会長の独断専行だと言う人もいるようだが、それは間違いだ。連合会長の発案でもなんでも無い。

  立てて一月程経って、近所の人の意見を聞いた。

「効果ありです。」

「速度がすごく遅くなりました。」

「皆気を付けているのですよ。」

という意見が多く、批判を浴びることを承知で聞いたのに、やや拍子抜けした。