市は排水路から道路内雨水管への太さが足らないことを理解し、倍の直径の配水管に付け替える図面を持って来た。断面積は４倍だから、かなり効果はあるだろう。それは良しとして、丘の上のタンクまで登って、例の排水パイプを見た。
愕然としていた。そんな馬鹿な！という感じだ。このパイプはどこから来るかを調べると 5 ｍほど先の雨水桝につながっていることが分かった。
赤い矢印がその経路だ。県と共同で溝掃除をすることになると言うと、思わぬ答が返ってきた。この排水管（赤矢印）をふさいで、独自の溝（青矢印）を作るという。掃除の手間のコストより、溝を作るほうが安いのかもしれない。
めったに来られぬところだから、景色を写した。バス停（赤矢印）が見える。右下の茶色矢印が、洪水の流れる経路だ。この広場全体を水が覆い尽くす。凄まじい流量だ。
不思議なことにタンク側面から水が漏れた跡がある。カルシウムが溶け出して外側に付いている。コンクリート打設のジョイントから漏れているのだ。これを見て、係長氏は驚いていた。
