元 連合会長日記

2015年春から自治会連合会の会長をしていましたが、7年で辞めました。。

防災訓練

 3年に一回の防災訓練があった。連合会の防災担当者は忙しい。各方面との打ち合わせがあり、本当によくやってくださった。
 当日、プールの水を浄化して飲むという体験をするはずであった。3年前は消防団員が不用意な発言をして、台無しになったので、その点は気を付けていたつもりだった。3年前、プールの水を浄化したものを参加者に飲んでもらおうとしたら、こういうことを言った者がいた。
「こんなものは飲んだら駄目だ。腹が痛くなるぞ。」
その場で厳しく注意したが、参加者は誰も飲まなかった。

 のちに市の連合会の会議上、そのことを発言した。
消防団員の無責任な発言で防災訓練が無意味になった。彼らは消火訓練をしている時に、『こんなことをしても火は消えませんよ。』とでも言っているのか。災害時にはプールの水を飲まねばならないのに。」
 その発言は話題を呼び、市の防災意識を多少変えることになったようで、今回はうまく行くと信じていた。

 ところが、今年もバカなことを言う者がいた。
「この水は水道水ですから安心ですよ。」
本当はプールの水を使うところだったが、プールには防藻剤を入れたばかりで、具合が悪いと役所が言うのだ。結論から言うと、何の問題もない。臭化物を使っているのだ。塩化物イオンより大きいのでフィルターには見事にひっかかってろ過されるのだが、担当者が渋るので、消防車のタンクの水をろ過して飲むことにしたのだ。
 言う必要など何もないにもかかわらず、水道の水だと言う。しかも水道の水だから安心だと付け加える。彼らの頭の中には防災意識のかけらもない。タンク車の水が安心かどうかなど分かりはしない。とにかく、その現場では、どんな水でもきれいになって飲用できるというところを見せる必要があったのだ。

 参加者はプールの水がどれほどきれいになって出てくるのかが知りたかったと、筆者のところに文句を言いに来た。
 消防団には厳重に抗議する。いつまで経っても進歩できないものは解体する必要がある。