元 連合会長日記

2015年春から自治会連合会の会長をしていましたが、7年で辞めました。。

街路樹が嫌いな人

 こういう人は居る。不思議なのは、街路樹が目の前にある土地を自ら購入していることだ。あとで植えたのでもないし、売った公団が騙した訳でもない。中にはこんなに大きくなるとは思わなかったとうそぶく人も居るが、裁判では確実に負けである。

 そういう人はなりふり構わず攻撃してくる。先日も犬の散歩で通りかかってあいさつすると、

「街路樹を剪定せよ。この辺の人はみんな迷惑している。3年に1回とは何事だ。毎年剪定をしないと市に直接言うぞ。」と怒鳴りつける。「街路灯の光が全然落ちて来ないから、暗くて危険だ。」と言う。

「いいえ、3年に一回は市の方針です。市議会で変更されない限り無理ですね。また、このあたりの街路樹の管理はこちらに任されていますから、市に言っても無駄ですよ。」

「ところで、街路樹の光が落ちて来ないというのはおかしいですね。私自身が切っていますから、その点は自信を持って言えます。ほら見てください。」と示したが、見ようともしない。「そんなもの見る必要はない。暗いから迷惑だ。事故が起こる。」と大きな声で言う。

 

 困ったものだ。自分の意見を通そうと思って、ウソでも構わず並べ始める。こうなると一切のことが信用されなくなる。いわゆるわからず屋である。

 夜の犬の散歩で歩いてみると、暗いことは間違いない。それは街路灯が暗いのだ。通りの向かいの町内の街路灯は明るい。筆者が町内会長の時に強力型に取り換えたので、その対比でよけい暗く感じるのだろう。光は70%以上地面に落ちているから、全く問題ない。

 その町内の会長さんとも連絡をして、話をしに行ってもらったが、「どうも街路樹が嫌いな人らしく、全く相手にして貰えません。しかし、お話にあった街路灯については一言も話されませんでした。」とのことである。

 まずいことを言ってしまった、と気が付いていればありがたい。

 

 街路樹は、小学生たちからも評判が良い。炎天下を歩いて帰るときに、木陰を伝って帰るのだ。たまに飛び込んでくる車からも、防御してくれる。先頃は見事に折れて、車を止めた。その後苗木を植えて、それが育ち始めた。支柱を外さねばならないと思っていた矢先に、また飛び込んで、支柱は自然に消滅した。車は小破したが逃げてしまった。こちらとしては、支柱の除去の手間が省けて助かったくらいだ。

 

 しかしながら、最高裁で我慢せよと言っているから何もする必要はない、とは思えない。街路樹の恩恵は皆が受けているから、街路樹の無い地域の人たちも落葉処理に協力してくれるとありがたいと思う。これから秋に向けて落葉が始まる。どのようにするか、案を練っている。